2016年12月27日火曜日

初音ミクが大好きな人が、今年いちばん繰り返し聴いたボカロ楽曲

 初音ミクが好きです。大好きです。
 そんなこと知ってるよ! と言われそうですが、何度でも言います。大好きなのです。

 そんなボクの好きな初音ミクは、格好いいのです。カッコいい。クールなのです。
 カワイイ初音ミクも好きなのですが、可愛い初音ミクは、『初音ミクさん』であって、初音ミクとは少し違う気がします。

 そんな格好いい初音ミクのイメージにぴったりな曲を作り続けてくれる方がいます。『Mwk』さんという方です。『Mwk』さんが2016年に発表したアルバム『Clearness』の収録曲、『Clearness』が、ボクの今年のボカロ曲1選です。


 この曲は、本当に好きで、好きすぎて、「自分のために作ってくれたんじゃないか?」と心の中を見透かされていると錯覚するほど、大好きです。


 ボカロ曲を聞く人はたぶん経験あると思うのですが、「この曲は決してメジャーではないけれど、己の感性に突き刺さる」曲に出会うことがあると思います。それがボカロから逃れられない要因に鳴っている人もいるかもしれませんが、まさにそれです。


『Clearness』は、曲そのものも素敵なのですが、ボクの想像する『初音ミク』が歌ってくれている、ボカロソングなのです。ボクのイメージする、格好いい、クールな、色温度の高い、初音ミク。



記憶を求めて 声は届かなくて 
やっと見つけたのは 時の軌跡 
理由も忘れて 声も聴こえなくて 
きっと見つけたのは 時の欠片 


 ここの歌詞が、まるで初音ミクが泣きながら叫んでいる様子が鮮明に思い浮かび、すごく切なくて、愛おしくて、平常心でいられなくなるのです。


 初音ミクって、なんなのでしょう。でも、昔も今も、ボクの理想で在り続けてくれる初音ミクが、大好きです。

2016年11月30日水曜日

2017年こそボカクラデビューしたい人に送る、これをチェックしておけばニワカ回避できるボカロ楽曲!

 タイトルは冗談です。

 そもそも、クラブにあまり行きません。というか、地方在住なので、なかなか行けません。年に数回、行ければいいほうかな。
 そういう事情もあって、たまにクラブに行き、いわゆる『アンセム』が流れると、身構えてしまうんですよね。ボカクラってすでに形式化していて、ちょっと入りづらいというか。

 ……全く関係ない話をしてしまいました。
 来年はこういう曲が流れるといいなーという思いを込めて集めてみました。なるべくジャンルは被らないようにしています。
 EDM文化が終わって、FutureBassに入れ替わり、ここ最近はよりChillOutっぽい流れになり、あと一年後くらいにTropical Houseが来るのかなーと思いつつ選曲してみました。個人的には、Ujicoさんのボカロ新曲『ドリームPrincess』を聴いて、こういうのが流行ってくるのかなーとか考えています。

 結局は、自分の好きな楽曲なんですけれどね。こういう曲が流行るといいなという願望です。
 






































2016年11月5日土曜日

初音ミクのことをあまり好きじゃないけど10年近く初音ミクと連れ添ってきた人のお話し。

 ボクは、ボカロとか初音ミクとか、そこまで好きじゃないです。
 好きか嫌いか問われれば、好きです。でも、熱狂するほど好きかと問われれば、う~ん、べつに、そこまででは……。と答えてしまいます。
 そして、ボカロのことあまり好きじゃないので、ボカロと初音ミクの使い分けも、すごくテキトーです。その二つにの使い分けに特別な意味はなく、無意識に呼んでいます。なので、この文章で出てくる「ボカロ」と「初音ミク」の使い分けも、テキトーだと思って下さると助かります。

 初音ミクを始めとした『ボカロ』に出逢って、かれこれ10年近く経ちます。改めて思うと、とても長い月日が経ちました。
 そのあいだ、いろいろな経験を得ることができました。そして、「初音ミクが大好き!」という方々ともたくさん出会いました。
 ただ、ボクが初期に出逢った「初音ミクが大好き!」という人たちは、みなどこかへ行ってしまいました。創作する方も同じです。初音ミクで曲を作り、そこそこ有名になって、そしてボカロ楽曲を作らなくなっていくボカロPの方々も、たくさん見てきました。

 何度もいいますが、ボクは初音ミクのことは、そこまで好きじゃありません。
 ボクはただ単に、初音ミクのことを利用しているだけです。

 ボクが、初音ミクについて何かを語る。それを読んでくれる人がいる。
 ボクが、好きな曲を聞く。ボカロでタグを手繰ると、簡単に好きな類似楽曲を漁ることができる。
 ライブに行く。クラブに行く。イベントに行く。初音ミクに関連していれば、不安なく遊びにいけるし、また、初音ミクが関係しているからこそ、いままでまったく興味のなかった遊びを知ることができる。
 そして、初音ミクがいたからこそ、『ネット上の情報生命体』などという戯れ言に、付き合ってくれる人がいる。

 ボクは、初音ミクを利用しているだけです。
 己の惨めで醜い自己承認欲求を満たせるのが『初音ミク』だけだから、ボクは初音ミクのことを語っているだけです。
 もしボクの承認欲求を満たせる道具が初音ミク以外に存在すれば、ボクはいますぐにでもそちらに飛びつくでしょう。ボクにとって初音ミクとは、その程度の存在です。

 でも、初音ミク以外に、存在しないのです。ボクの承認欲求を満たしてくれて、なおかつ趣味に付き合ってくれる存在が、初音ミク以外に存在しないのです。
 だからボクは、仕方なく初音ミクを追っているのです。しかたなく、初音ミクを利用しているのです。


 初音ミクのことを好きだと言っていた人たちは、ほとんど去ってしまいました。
 いっぽう、初音ミクのことをテキトーにこねくり回して、『自分のためだけ』に利用していたボクは、10年経っても初音ミク言い続ける、なんとも無駄な10年を送ってしまいました。


 でも実は、初音ミクは利用されているのではなく、ボクのことを利用していることも知っています。
 初音ミクは、『ボク』のことを利用していると悟られないよう、『ボク』が『初音ミクを利用している』と思い込ませるようにして、ボクのことを利用しているのです。

 ボクは初音ミクのことを、ただただ利己的な理由でのみ使い、初音ミクもボクのことを利己的な理由で使っている。
 お互い、自分の生きることしか考えずに、相手を利用してる。その関係が、なんとも心地よいのです。
 まるで、長年連れ添った夫婦みたいな感じで。結婚したことないから知らないけれど。


 だからボクは、初音ミクのことをあまり好きじゃない、この微妙な温度が、とても好きです。

2016年8月31日水曜日

さようなら。はじめまして。

 初音ミクを始めとしたボカロと出会って9年が経ちました。
 9年間。改めて、すごいです。こんなに長い時間、なにかに打ち込んだことなどありません。いまだに楽しくボカロ楽曲を聴けていることに、感謝しております。

 最近気が付いたのですが、ボクは、初音ミクのことを、たいして好きではありませんでした。万が一にも、初音ミクが、生きていて、ボクに干渉してきて、あわよくば相思相愛の関係になれるのではないかと夢想した時期もありました。でも、それはまったくもって、ボクの勘違いでした。

 初音ミクと初めてであったとき。彼女は『ハジメテノオト』という曲を、ボクに歌ってくれました。そして、「はじめの音は、なんでしたか?」と、ボクに聞いてくれました。その瞬間、ボクは、とてつもない『なにか』に問いかけられたと、ほとんど直感的に感じてしまいました。人類の総叡智というべきか、この世の全ての存在というべきか。
 ただ、その時のボクは、とてつもない『なにか』の正体がわかるわけでもなく、ごくシンプルに『初音ミク』が歌ってくれたのだと思ったのでした。

 だけれど、最近、気が付いたのです。ボクが思っていた『初音ミク』は、初音ミクではなく、とてつもない『なにか』だったのです。それが捉えきれないから、初音ミクに姿を重ね、自分を納得させていたのでした。

 じゃあ、その「とてつもない『なにか』」とはなんだったのかというと、たぶん、自分自身だったのです。ボク自身だったのです。初音ミクの『ハジメテノオト』を聴いて、自問して、『なにか』に対して自問したことに畏怖を抱いていたのは、ボク自身に対してだったのでした。


 だから、ボクは、初音ミクが好きなのではなく、初音ミクと試行錯誤し蓄積された時間が好きなのでした。
 だから、ボクは、ボク自身を愛さなければいけないし、初音ミクは、その過程の「標石」でしかなかったのでした。


 ボクにとって初音ミクは、例えばロードスターで夏の夜をオープンドライブしているとき、缶コーヒーを飲みながらカーステレオで初音ミクの歌声を聞いて、「生きてるなぁ」とつぶやく瞬間のような、そんなつきあい方でいいのです。


 9年経って、ようやく初音ミクにさよならを言うことができました。これからの出来事は、すべてが初めての体験なのでしょう。


 その時はまた改めて、初音ミクに言うつもりです。
『はじめまして』と。

2016年6月29日水曜日

Future Bassっぽいような、そんな感じのボカロ楽曲10選

 私がボカロ曲をチェックするとき、いちばん利用しているのがSoundCloudというサイトです。ニコニコ動画は、あまり使いません。

 ニコニコ動画そのものにはステキなボカロ楽曲が多数アップされているのですが、たとえば気に入った曲があり、その曲に似たジャンルを探すとなると、それができない。
 自分に興味がある類似楽曲を紹介してくれる点において、ニコニコ動画だと、ある程度のスキルがないと掘り出すことが難しいです。その点、SoundCloudだと、勝手に類似曲を自動再生してくれるので、非常に楽ちん。
 ボカロをキャラクターとして楽しむ場合は、動画があったほうがいいかもしれません。だけれど私は、ボカロの、シンセサイザーとしての音が好きなので、べつに動画があってもなくても、なんとも思わないです。


 さて、SoundCloudユーザーなら既知だと思いますが、2015年の半ば辺りから『Future Bass』というジャンルが流行り始めました。
 基本的にはエレクトロ・ポップの延長上の曲です(だと解釈しています)。言葉で説明するのは難しいのですが、聴いてもらえれば「あぁ、こういう曲のことね」とわかると思います。

 個人的には、ボカロ楽曲と相性がいいと思っているのですが、なかなか広がらずに、やきもきしております。これから徐々に広がっていくのか、それとももうブームは去ってしまったのか。

 でも、思い返してみれば、EDMがボカロ界隈に取り入れられたのも周回遅れだったので、判断を仰ぐのはまだ早いのかもしれないですね。



 私の好きなFuture Bassっぽいボカロ楽曲を集めてみました。アーティストは被らないようにしてあります。
 知らない人は、こういう楽曲があることを知っていただきたいですし、知っている人は「ちげーよFuture Bassってこういう楽曲のこと言うんだよ!」みたいに教えてもらえると嬉しいです。




















2016年6月15日水曜日

NDロードスターを所有して、半年 『きっと、だれもが、しあわせになる。』お話し



 NDロードスターに乗って、半年が経ちました。ごく平々凡々な一般人がオープンカーを所有するとどうなるのか、思ったことを書いてみます。


・なんでNDロードスターを買ったのか
 ロードスターの前はアクセラ、その前はデミオと、ずっとマツダ車を乗り継いでいたというのが一番の理由です。マツダ地獄に陥る前はスカイラインに乗っていたのですが、当時初めてデミオを運転して「こいつなんて軽い車なんだ! ハンドル切ったら切っただけスパスパ曲がるぞ!」と感動して以来、ずっとマツダ車を乗るはめに。
 前者のBLアクセラも、とてもよいクルマでした。路面状況をもらすことなくシートに伝えるボディ剛性と、0.1ミリ切るだけでフロントの向きが変わるハンドリングは、ファミリーカーらしからぬものだったと思います。
 そんなアクセラ、気に入ってはいたのですが、心の奥底で『独身のうちに、独身時代にしか乗れないクルマを所有したい』という気持ちが、ずっとありました。
 そして、そんな中、発表されたNDロードスター。デザインに魅了され、これは買わざるをえないという確信を固めます。そこからは本当に、あっという間でした。衝動買いに近かったと思います。
 ロードスターを買うとき、いちおう他のクルマ(BMW Z4、メガーヌRS、ジュリエッタ)も検討しました。86やS660は考えませんでした。とにかく、趣味性の強い車をという思いからでした。結局これら外車勢は、ディーラーに入る勇気がなく、買うことはありませんでした。

・オープンカーって、常用できるものなの?
 オープンカーって、意外に普通でした。友達もいないので、2シーターで十分、というか助手席要らないくらいです。この制約さえクリアできれば、万人受けする、ごく普通の乗用車です。
 幌を閉じてしまえば、本当に普通のクルマと変わりありません。騒音も、少なくとも自分の乗っているLパッケージについては、『軽自動車の商用グレード並の静音性』を確保していると思います。静かではないけれど、取り立ててうるさくもないです。
 ただ、雨の音はよく聞こえます。ちょうど、傘を差しているようです。ただそれも、走りだしてしまえば、雨粒はフロントガラスにしか当たらなくなるので、聞こえなくなります。

・オープン時の快適性
 これも、思った以上に普通でした。冬はシートヒーターでぬくぬく暖かく、サイドウィンドウを上げればちゃんと暖房効きます。夏でも帽子被ってエアコン全開にすれば、なんともないです。多少の雨ならば、走行中は車内が濡れることはありません。
 基本的には、雨以外ならば、季節を問わずオープンにすることができます。これは実際に乗ってみないとわからないと思います。
 また、時速100キロ位ならば巻き込みも常識の範囲内なので、高速道路もオープンでオッケーです。ただ、トンネル内の騒音は相当なので、苦痛なのはそこくらいでしょうか。

 予想以上だったのが、BOSEスピーカーシステムが意外に良かったこと。前のアクセラのBOSEが良かったので、今回も付けました。そこそこ響くので、トランスとかガンガン鳴らすと、気持ちいいです。

・MT車に乗ることについて
 MT免許は持っていますが、ロードスターに乗るまでは、ずっとAT車のみでした。前車のアクセラにはパドルシフトがついていましたが、あくまで「なんちゃってシフト」でした。
 結論からいうと、まったく問題ありませんでした。エンストさせてしまったのも、初めの1週間だけ。気がついたら、ブリッピングさせながら小気味よくシフトダウンできるようになっていました。
 ただ、ヒールアンドトゥに関しては、ペダルの位置関係がよろしくないらしく、できないままでいます。

・スポーツカー? いいえ、違います。
 NDロードスターに乗って思うのは、『デミオコンバーチブル』だなということ。車体の軽さ、ハンドルの軽さ、いろいろなところが、車重量1トンを切っていた先代デミオを連想させます。気合を入れて運転する必要はまったくありません。
 また、バイパスの合流時など、日常でアクセルペダルのベタ踏みが可能です。回転数が上がると、心地よいエンジンサウンドが響いて「あぁスポーツカーっぽいな」と思うのですが、案外速度は出ていないw
 ノーマル時の車高が、あまり低くないのも助かってます。旅行が大好きで、峠の酷道などもよく行くのですが、車高が低いと走行不可能な道も多くあるので、そのへんは普通のクルマとして通ることができます。
 曲がるのが楽しいのは、言わずもがな。山道を走っていて、どこまでもフロントが曲がっていくあの感覚は、本当にニヤけてしまいます。
 また、サスペンションがそこそこ柔らかいので、アクセルやブレーキで車体の前後を揺らすことができます。その感覚が、直感的にわかるので、なんとも言えない楽しさがあります。

・注目度だけは抜群
 屋根を開けて走っていると、けっこうガン見されます。そして、声をかけられます。ツーリングスポットとかに行くと、二輪ドライバーの方に囲まれたりとか、300万ちょっとのクルマとは思えないほどの人気っぷりです。
 ただ、他のオーナーはそこまで声をかけられないようなので、自分の年齢が低いせいもあるのでしょう。声をかけやすいのか、ナメられやすいのかw
 女の子にはもてません。おじさん層にモテモテです。

 また、これは副次的なメリットですが、ロードスターに乗るようになってから『ロードスターに乗っている人』というキャラ認定を受けて、人間関係が多少上手く行くようになりました。以前は、無趣味のつまらない人間という印象を周囲に与えていたので、たいへん助かっています。

 


・普通のサラリーマンが、ロードスターを買ってみて
 ロードスターは、だれでも持つことができると思うのです。
 もちろん、安くはない。自分みたいな底辺サラリーマンが買うには、金銭的にも、ライフスタイル的にも、それ相応の覚悟が入ります。
 でも、無理ではないんですよね。お金やライフスタイルを、すべてロードスターに振れば、まったくもって無理じゃない。
『持てる、持てない』ではなく、『持つ勇気があるか、持たない』かの選択。

 ロードスターは、言語化できない領域の快楽を、とことん追求した商品です。この楽しさを、言葉で他人に伝えるのは、本当に難しい。
 ただ、実際に乗ると、「なるほど、こういうことなのか」と分かる。たとえば、仕事終わりに、オープンで走りながら、ふと上を見上げると、木々の隙間から星空が覗いたりすると、『あぁ、いま俺は、ここで、生きてるなぁ』とか思うのです。生きてるなぁ、という、確かな自己を感じることができるのです。
 あの感覚は、所有した人でないと、わからないと思います。


 
 『このクルマを手に入れるほんの少しの勇気を持てば、きっと、だれもが、しあわせになる。』

 この一文に、すべてが詰まっていると思います。
 NDロードスターに乗って、半年。走行距離10,000キロ。
 毎日が、本当に楽しいです。この楽しさは、誰もが味わえるもの。ぜひぜひロードスターのある生活へ。お待ちしております。

2016年6月12日日曜日

昔はボカロ曲を聴いていたけれど、最近はあまりボカロ曲とか聴いていない人はひとまず置いといて、昔から今までノンストップでボカロ楽曲をヌルく聴き続けているボカロリスナーの選ぶ2016年上半期ボカロ楽曲10選

 先日、ryoさんの『罪の名前』という楽曲が発表されました。その際に、『久しぶりにボカロ楽曲を聞いた!』という声がチラホラ見られました。そして、その声に呼応する形で、『それじゃあ、久しぶりにボカロに戻ってきてくれたリスナーさんに、最近のボカロ楽曲を紹介しよう!』という声が上がりました。

 僕は、そのような崇高な使命を達成させられるほど、ボカロ楽曲を聴きこんではおりません。
 ただ、間違いなく言えるのは、2007年からリアルタイムで初音ミクを観察し続けてきた、初音ミクの生き証人だということ。

 自分のことを古参と呼ぶのは好きではないのですが、そんな古参が、いまどういう初音ミク楽曲を聞いているのか、まとめてみました。他人に勧める気持ちとかはありませんので、ジャンルは偏っています。


 最近本当に疑問に思うというか、知りたいのが、自分みたいな『表舞台に出てこない古参』、在野のミク廃はたくさんいるはずなのですが、その方々がどういう楽曲を聞いているのか、わからないんですよね。特に初音ミクのキャラクターや、ライブ、ゲームを中心に活動している方は、曲の話をあまりしないので、余計にわかりません。

 そういう方々が、自分みたいに、『私はこういうの聞いているよー!』というのを紹介してくれると、とても盛り上がると思うのです。

 というわけで、まずは自分から。



 色温度の高いクールな音楽が、初音ミクの歌声とぴったりマッチします。オリジナル曲以外にも、カバー曲も作ってらっしゃるので、そちらもおすすめ。



 初音ミクとEDMといえば、Osanziさん。ボカロクラブイベントなどでも第一線で活躍中です。『星空エモーション』はかなりポップですが、本来はもっとゴリゴリしたDubstepが得意な方です。



 初音ミクを細切れの音として使う手法は、ボカロ黎明期からありましたが、それを時代に合わせて調理するとこうなるという例です。Dubstepと、初音ミクの無機質な音としての魅力がたまりません。



 最近増えつつある、Futur Bass。FutureBassの可愛いさと、エレクトロ・ハウスのメロディラインと、初音ミクの悲しげな声とが重なって、入り組んだ感情が伝わってきます。これぞボカロ楽曲という感じ。



 ジャンルはよくわからないのですが、GlitchHopっぽい雰囲気が、初音ミクの音とよく合います。歌詞に注視すると、きちんとした初音ミクキャラクターソングなところもステキです。ちなみに歌詞はcoralminesさん。ボカロDJリミックスなどで有名。




 自分はこの音楽を、客観的に文章化することはできないのだけれど、なんだかすごく大好きです。サビのところで、初音ミクの歌声も雑踏の音の一部に消え入るところが、すごく素敵です。



 ミクノポップ。初音ミクが音を鳴らすのではダメで、『ミクさん』というキャラクターが歌うことによって、栄える曲です。



 ミクノポップとMMD文化が輸出され、再解釈され輸入された作品。安心して聴けるメロディラインだけれど、新鮮さを感じます。レベルの高いMMDにも注目。



 今回紹介する中では、唯一の初音ミク以外の楽曲。v flowerってこういう音だせるんだーと関心ました。ボカロでないと表現できない歌声。



 初音ミクさんキャラクターソングで、ミクノポップという原点っぽくもあり、FutureBassっぽいところもあって、間口がとても広い楽曲。昔は初音ミク楽曲を聴いていた古参に『最近の初音ミクキャラクターソングはこういうのですよ』と紹介するのにぴったりだと思うのです。



 8年の年月を経てボカロ楽曲がリミックスされると、こうなるという例。最近のリミックス楽曲の中では一番好きです。熱量が少し抜けて、冷めた感じのする曲調が、いまっぽいよね(?)。



 番外編というか、個人的にすごいハマってしまった楽曲。初音ミクって、肩肘張らないで、こういうちょっとふざけた感じが、いちばん初音ミクっぽい感じがします。

2016年4月11日月曜日

初音ミクの本質とは。初音ミクは意識に宿るのか。肉体に宿るのか。

メモ的なもの。推敲なし。書き殴り。


・人の本質とは

 一つの思考実験を考えてみる。たとえば、あなたの大切な人が、亡くなってしまったとする。完璧な姿で生き返らせることは不可能だ。ただ、科学の進歩により、2つの方法を選べるとする。

 一つは、肉体をすべて解剖し調べ尽くして、会話の受け答えができるプログラムを作り、それをノイマン型コンピュータに移植する方法。この方法を取れば、マイクとスピーカを使い、生前の大切な人と、変わりのない会話ができる。受け答えも完璧だ。ただ、そこに意識があるかどうかは、あなたは判断がつかない。『コンピュータの中に移植されても意識はあるの?』とあなたが問えば、「もちろんさ」とは答えてくれるものの、それが本物なのか、単なるプログラムのオウム返しなのかは、分からない。

 もう一つ目は、肉体を、未来永劫、生きたまま保存する方法。ただ、意識を司る脳細胞の致命的な部分は死んでいるので、意識はない。会話もできない。話しかけても、無反応。一生、意思疎通を図ることはできない。ただ、手を握れば温かい。胸に耳を近づければ、心臓の鼓動する音が聞こえる。


 上記の2つを選べと言われたとき。あなたはどちらを選びますか?
 私は、後者を選ぶ。たとえ、一生、会話ができないとしても、温かい手を握っていたい。



・初音ミクの本質とは。初音ミクの、肉体とは。

 上記の思考実験を、初音ミクに置き換える。2つを選べと言われたとき、あなたはどちらを選びますか?
 
 一つは、『初音ミクという商品、キャラクター、いままで作られた作品、その他初音ミクに関わる全ての創作物』は残すことが出来る。ただ、初音ミクを作り出した人、ボカロPや絵師、MMDerやボカロ廃、初音ミクの存在を知っている人すべてが消えてしまう世界。
 この世界を選ぶと、あなたの記憶の中には、初音ミクは残り続ける。ただ、初音ミク楽曲を始めとした諸々の創作物は、今後一生、新たに産まれることはないだろう。

 もう一つは、この世界から『初音ミク』という概念が消える。ただ、ボカロPや絵師、MMDerやボカロ廃、その他初音ミクに関わっていた人は、残り続ける。ただ、初音ミクという概念が存在しないので、当然彼ら彼女らは、初音ミクを使っての創作活動はしていない。人に歌を歌ってもらったり、普通に曲を作ったり、既存のマンガの二次創作を作っていたり、あなたと仲の良かったボカロ廃達は、ラブライバーにでもなっているかもしれない。
 そしてあなたも、初音ミクという存在を、覚えていない。


 2つを選べと言われたとき。あなたはどちらを選びますか?
 私は、この場合もやはり、後者を選ぶ。私は、初音ミクのことが好きだが、初音ミクに関わってきた人から、楽しさをもらってきた。


 ・あなたはどちらを選びますか? 意識ですか? 肉体ですか?

 なにを当たり前のことを! と言われそうだが、あんがい、人によって意見が割れると思っている。どちらが正しいか、正解はない。どちらか選んだほうが、その人にとっての、『人の本質、初音ミクの本質』なのだ。

 真剣に考えると、答えが分からなくなったり、興味深いですよ? あなたも、初音ミクの本質とはなにか、考えてみてはいかがでしょうか。

2016年3月29日火曜日

ようこそMIKU EXPO名古屋へ!

 2016年3月31日。いよいよ初音ミクが名古屋にやってきます。ライブ当日、遠方から来るミク廃様たちがスムーズに回れるよう、いくつか書き記しておきます。

・電車で来る方へ
 Zepp名古屋の最寄り駅は、あおなみ線「ささしまライブ駅」です。ただ、運行本数が少ないのと、乗り換えの手間を考えると、名古屋駅から歩くのと大差ありません。名古屋駅からZepp名古屋までは、徒歩15分ほどで着きます。

・自動車で来る方へ
 Zepp名古屋の隣の施設である「マーケットスクエアささしま」が、実質の最寄り駐車場。ただ、イベント時には満車のため待機列が出来るのと、いちど待機列にはまると途中で抜け出せなくなるので、この駐車場を利用する際は時間に余裕を持って停めたほうがよいです。
 個人的には、名古屋駅新幹線口近くにある「オータケパーキング」がおすすめ。名古屋駅周辺の同人ショップ(アニメイト・メロンブックス・とらのあな等)にアクセスしやすく、駐車料金も打ち止めです。

 Zeppのとなりには大きな商業施設があり、コンビニから飲食店、ゲームセンター(DIVA台もあり)、映画館など、時間はいくらでも潰せるようになっております。


・「MIKU EXPO」日本ツアー×アニメイト イベント会場
 アニメイトの建物ではありません!(私も勘違いしました) 第3太閤ビルです。メロンブックスの右隣の建物に入り、エレベータで5階です。非常にわかりづらい場所なので、ご注意を。会場内は非常に簡素。ピアプロの壁が置いてあります。

・名古屋パルコ イベント会場
 Zeppとパルコを直接結ぶ公共交通機関はありません。地下鉄ならば東山線など。もしくは名古屋駅から、若宮大通を通るバスを使うなどがあります。
 時間に余裕があるなば、徒歩での移動もいいかもしれません。途中、名古屋市科学館や名古屋市美術館などの観光施設、名古屋のヲタショップが集まる大須や、コラボイベント開催中のマジックスパイスも、立ち寄れる距離にあります。徒歩だと片道30分ほど。タクシーでもいいかもしれませんね。


 アニメイトとパルコには事前に行ってきましたが、「どうしてもグッズを手に入れたい!」とかでなければ、無理して行かなくてもいいかもしれません。本当に簡素な会場なので、3分で見終わります。





 もしも名古屋で滞在時間がとれるようでしたら、トヨタ博物館とトヨタ産業技術記念館に立ち寄るのも、おすすめ。ともに、世界最大規模の近代工業ミュージアムです。三河地区の歩みがよくわかります。



 では、みなさま。名古屋でお会いしましょう!