2017年9月5日火曜日

マジカルミライ2017、そこそこ楽しかったけれど……。というお話。

 マジカルミライ2017のライブが、まぁ楽しかったんだけれど、我を失うほどではなかったよね。というお話。

 今回のライブは、本当になんの思い入れもなく終わってしまったので、初音ミク警察に叩かれる心配しながら書く必要も無いのですが、でも、何も言わないで終わってしまうのも嫌なので、メモ代わりに書きなぐって終わりにしておきます。


 今回のライブの一曲目、みくみくにしてあげる。あれの観客の「っはい! っはい!」で、あーまたいつものサイリウムブルンブルン振って棒立ちのライブかよ。って、結構テンション下がった。
 その後のエイリアンエイリアンからスイートマジックまでの流れは個人的に好きな曲が続いて最高だったのだけれど、ライブで何回歌い続けるんだよという曲もあり、そこまで気持ち高まらなかった。どりーみんチュチュは可愛すぎて、双眼鏡使ってずっと視姦してた。
 で、サイハテ。しかも、サイハテのあの衣装で、振り付けが2010年感謝祭とおなじモーション。サイハテは、初音ミクの無機質な声を活かしきった歌で、本当に大好きで、なおかつProjectDIVAでPSPを壊すほどやり込んだ曲でもあり、ツイッターの背後ヘッダーに写っているサイハテミクのフィギュアは昔転勤のときに仕事場の仲間から貰ったやつだったり超個人的な思い出も詰まった曲で、そんなんだからサイハテがかかった瞬間、とにかく嬉しくて跳ねることしかできなかった。これが今回のマジカルミライでいちばん楽しかった瞬間かな。

 その後のダブルラリアットまでは、まさにボカロ敬老会といった雰囲気。あーこういうのも良いかもな。でも、もう少し歳をとってから聞きたいな、って感じで苦笑してしまった。

 そしてメンバー紹介。今回のメンバー紹介は、いままでのライブの中でいちばん楽しかった。スクリーンをうまく活かしていて、こういう使い方もあるんだなーと感心しきりだった。

 気まぐれメルシィ。自分の中では完全にネタ曲でしか無いんだけれどw 初音ミク可愛かった。なりすましゲンガーも個人的にすごい好きな曲だから楽しかった。shake it!好きなんだけれど、さすがに飽きてきた。

 そして、メルト。メルト自体は大好きな曲なのだけれど、ライブだと辟易してしまう。はーいはい!はいはいはいはい!とか、うぉおおおっ!はいっ!とか、いまどき声優ライブでもやらんだろみたいな掛け声がどうにも苦手で、ショボーンとしていた。周りから見るとノリの悪い人みたいで申し訳なかった。

 お決まりのアンコール。みーく、みーく、みーくってやつ。もはや紋切型。からの、砂の惑星。本当にかかるんだーという感動と、あと初音ミクが可愛い衣装だったのが最高に格好良かった。歌と衣装があっていない感じが、歌わされている感満載で、チグハグな感じがエモかった。39ミュージック。初音ミクのあのステップを踏みたかったけれど場所がなさすぎて我慢。

 hand in hand。また他人の幸せを強制されてしまった。しかも、スクリーンの映像前とおんなじだし。DECORATOR、やるとは思っていたけれど、実際にやってみると、とっても華やかでカラフル。

 ハジメテノオト。またかよ、どうせこれが最後の曲なんだろ。ミクさんの生まれたこの命、お前ら感謝しろよって強制されるんだろ。もうそういうのはいいよ。って感じでした。


 ……いずれの曲も、初見のときは大好きでした。でも、もうさすがに見飽きたというのがいちばんです。10周年のお祝いなんだから、というのもよくわかりますが、とにかく見飽きたんです。
 自分は2010年の感謝祭から、国内で行われているライブは、全日ではないものの、すべて参加してきました。
 初音ミクのライブとは、もともとは『なにが起きるかわからない、キワモノ見世物小屋』だったんです。観客側も、どうやって楽しめばいいのかわからない。クラブみたいに楽しむのか、ライブみたいにはしゃぐのか、アニメイベントみたいにペンライト振ってコールするのか、映画みたいにおとなしく見るのか。とにかく、得体の知れないものとの対峙だったんです。
 それが、いつの間にか、ペンライトを振ってのコールライブになっていった。おこがましい考えではあるが、たぶん自分にも、そういうライブになってしまった一端の原因があると思っている。もともと声優ライブに通っていた経験から、2012年頃のライブまで、周囲の観客に先駆けて掛け声を出して、サイリウムたくさん持って振り回して、周りが自分とおなじ振り方をすると満足して、みたいな。
 結局、そういうのは途中で飽きてしまったのですが、コールを聞くと、過去の自分を思い出して、すごく嫌な思いがするんですよね。全く持って身勝手な考えです。

 そんなんで、初音ミクのライブは、いまの形式を取るかぎり、よほど自分の好きな楽曲が流れないかぎり、もう飽きたんです。むかしは、初音ミクのライブをどう楽しむのか、自分が盛り上げないとライブという形式は継続しないんじゃないか、というドキドキもありましたが、いまはそういうのは一切無いです。
 お金払えば、棒立ちしてても、永続的にライブは続くだろう。だったら、わざわざ盛り上がる必要もないかな、みたいな感じで。

 2013年に書いたブログでも同じこと言っていましたが、いまはその気持ちが強烈です。
https://meme-sea.blogspot.jp/2013/02/blog-post_12.html


 今年のライブは、スクリーンの投影能力がすごいとか言う深化もありましたが、自分がほしいのは深化ではなく変化です。2013年のマジカルミライでのsweet devilを初めて見たときのような衝撃が欲しかったです。



 ライブの方はあまり面白くなかったけれど、企画展のクラブイベントは最高に楽しかった。お昼の部、夜の部ともに、我を失う楽しさでした。後ろの立ち見スペースで、ずっと身体動かし続けてた。ライブ中は棒立ちだったから、その反動もあってすごく楽しかった。
 特に夜の部。kzさんがPorterRobinsonの楽曲を流してくれたとき、kzさんなにやってるの! と思ったのと同時に、嬉しさ感極まって崩れ落ちてしまった。keiseiさんさつきさんkzさん本当にありがとうございました。本当に楽しかった。
 いちばんさいご、みきとPのライブで、39ミュージックを一緒にステップ踏んでくれた方。たぶんボカクラクラスタの方かと思うのですが、いっしょに合わせて跳ねてくれてありがとうございました。お礼は言えませんでしたが、楽しかったです。


 仕事の関係で、1日目のみの参加のマジカルミライでした。物販列が長すぎて、しばらく列の中にいたにもかかわらず結局企画展ライブに間に合わずなにも買えなかったり(なにも買わないライブは初めてだった!)、ライブそのものがそこそこだったり、企画展ステージがなければ不完全燃焼必須でした。
 あと、これはライブとは全然関係ないのだけれど、ライブの時期になると各SNS上で『ボカロが好きな人といっぱい出会えて、人と人との繋がりの大切さを実感しました!』みたいな言葉がたくさん上ってくるのも、なんか苦手で。これはもう自分のコミュ障のせいなので原因は自分にあるのだけれど、マジカルミライという年に一回の初音ミクのお祭りで、自分だけの初音ミクを愛でて楽しみたいんだけれど、なんかそういう他人の幸せを見せつけられちゃうと、自分の楽しみ方が劣っているような、そんな劣等感があって。だから、人と人を繋げるマジカルミライは、最近ちょっと苦手で。


 でも、考え直してみると、いまの僕には様々な初音ミクとの楽しみ方があるので、その中の一つでしかないマジカルミライが、別に楽しくなくてもいいのかな、って思います。
 マジカルミライがなくても、クラブに行けばライブより遥かに格好良い初音ミク楽曲がたくさん聞けるし、初音ミク関係のイベントで日本全国回れるし。自分にとってマジカルミライとは、そんな数々のイベントの一つでしかない。マジカルミライくらいしか初音ミクの楽しみ方を知らない人は、このイベントに必死になるんだろうけれど、僕はこのイベントを楽しまなくても大丈夫。

 そう思うことにしました。

 最後にですが。今回のライブステージ、照明関係は好きでした。スピーカー、高音がきついわりに低音があまり出てなく、少しがっかりでした。


 いいたいことはこれくらいかな。次回は期待しています。『え、なにこれ、どうやって鑑賞していいのかわからない。。。』とドン引きするくらいの未来を、連れてきてください! あと、ネクストネスト事件、ライブ演奏での解決お願いね!

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