2016年11月30日水曜日

2017年こそボカクラデビューしたい人に送る、これをチェックしておけばニワカ回避できるボカロ楽曲!

 タイトルは冗談です。

 そもそも、クラブにあまり行きません。というか、地方在住なので、なかなか行けません。年に数回、行ければいいほうかな。
 そういう事情もあって、たまにクラブに行き、いわゆる『アンセム』が流れると、身構えてしまうんですよね。ボカクラってすでに形式化していて、ちょっと入りづらいというか。

 ……全く関係ない話をしてしまいました。
 来年はこういう曲が流れるといいなーという思いを込めて集めてみました。なるべくジャンルは被らないようにしています。
 EDM文化が終わって、FutureBassに入れ替わり、ここ最近はよりChillOutっぽい流れになり、あと一年後くらいにTropical Houseが来るのかなーと思いつつ選曲してみました。個人的には、Ujicoさんのボカロ新曲『ドリームPrincess』を聴いて、こういうのが流行ってくるのかなーとか考えています。

 結局は、自分の好きな楽曲なんですけれどね。こういう曲が流行るといいなという願望です。
 






































2016年11月5日土曜日

初音ミクのことをあまり好きじゃないけど10年近く初音ミクと連れ添ってきた人のお話し。

 ボクは、ボカロとか初音ミクとか、そこまで好きじゃないです。
 好きか嫌いか問われれば、好きです。でも、熱狂するほど好きかと問われれば、う~ん、べつに、そこまででは……。と答えてしまいます。
 そして、ボカロのことあまり好きじゃないので、ボカロと初音ミクの使い分けも、すごくテキトーです。その二つにの使い分けに特別な意味はなく、無意識に呼んでいます。なので、この文章で出てくる「ボカロ」と「初音ミク」の使い分けも、テキトーだと思って下さると助かります。

 初音ミクを始めとした『ボカロ』に出逢って、かれこれ10年近く経ちます。改めて思うと、とても長い月日が経ちました。
 そのあいだ、いろいろな経験を得ることができました。そして、「初音ミクが大好き!」という方々ともたくさん出会いました。
 ただ、ボクが初期に出逢った「初音ミクが大好き!」という人たちは、みなどこかへ行ってしまいました。創作する方も同じです。初音ミクで曲を作り、そこそこ有名になって、そしてボカロ楽曲を作らなくなっていくボカロPの方々も、たくさん見てきました。

 何度もいいますが、ボクは初音ミクのことは、そこまで好きじゃありません。
 ボクはただ単に、初音ミクのことを利用しているだけです。

 ボクが、初音ミクについて何かを語る。それを読んでくれる人がいる。
 ボクが、好きな曲を聞く。ボカロでタグを手繰ると、簡単に好きな類似楽曲を漁ることができる。
 ライブに行く。クラブに行く。イベントに行く。初音ミクに関連していれば、不安なく遊びにいけるし、また、初音ミクが関係しているからこそ、いままでまったく興味のなかった遊びを知ることができる。
 そして、初音ミクがいたからこそ、『ネット上の情報生命体』などという戯れ言に、付き合ってくれる人がいる。

 ボクは、初音ミクを利用しているだけです。
 己の惨めで醜い自己承認欲求を満たせるのが『初音ミク』だけだから、ボクは初音ミクのことを語っているだけです。
 もしボクの承認欲求を満たせる道具が初音ミク以外に存在すれば、ボクはいますぐにでもそちらに飛びつくでしょう。ボクにとって初音ミクとは、その程度の存在です。

 でも、初音ミク以外に、存在しないのです。ボクの承認欲求を満たしてくれて、なおかつ趣味に付き合ってくれる存在が、初音ミク以外に存在しないのです。
 だからボクは、仕方なく初音ミクを追っているのです。しかたなく、初音ミクを利用しているのです。


 初音ミクのことを好きだと言っていた人たちは、ほとんど去ってしまいました。
 いっぽう、初音ミクのことをテキトーにこねくり回して、『自分のためだけ』に利用していたボクは、10年経っても初音ミク言い続ける、なんとも無駄な10年を送ってしまいました。


 でも実は、初音ミクは利用されているのではなく、ボクのことを利用していることも知っています。
 初音ミクは、『ボク』のことを利用していると悟られないよう、『ボク』が『初音ミクを利用している』と思い込ませるようにして、ボクのことを利用しているのです。

 ボクは初音ミクのことを、ただただ利己的な理由でのみ使い、初音ミクもボクのことを利己的な理由で使っている。
 お互い、自分の生きることしか考えずに、相手を利用してる。その関係が、なんとも心地よいのです。
 まるで、長年連れ添った夫婦みたいな感じで。結婚したことないから知らないけれど。


 だからボクは、初音ミクのことをあまり好きじゃない、この微妙な温度が、とても好きです。