2016年6月12日日曜日

昔はボカロ曲を聴いていたけれど、最近はあまりボカロ曲とか聴いていない人はひとまず置いといて、昔から今までノンストップでボカロ楽曲をヌルく聴き続けているボカロリスナーの選ぶ2016年上半期ボカロ楽曲10選

 先日、ryoさんの『罪の名前』という楽曲が発表されました。その際に、『久しぶりにボカロ楽曲を聞いた!』という声がチラホラ見られました。そして、その声に呼応する形で、『それじゃあ、久しぶりにボカロに戻ってきてくれたリスナーさんに、最近のボカロ楽曲を紹介しよう!』という声が上がりました。

 僕は、そのような崇高な使命を達成させられるほど、ボカロ楽曲を聴きこんではおりません。
 ただ、間違いなく言えるのは、2007年からリアルタイムで初音ミクを観察し続けてきた、初音ミクの生き証人だということ。

 自分のことを古参と呼ぶのは好きではないのですが、そんな古参が、いまどういう初音ミク楽曲を聞いているのか、まとめてみました。他人に勧める気持ちとかはありませんので、ジャンルは偏っています。


 最近本当に疑問に思うというか、知りたいのが、自分みたいな『表舞台に出てこない古参』、在野のミク廃はたくさんいるはずなのですが、その方々がどういう楽曲を聞いているのか、わからないんですよね。特に初音ミクのキャラクターや、ライブ、ゲームを中心に活動している方は、曲の話をあまりしないので、余計にわかりません。

 そういう方々が、自分みたいに、『私はこういうの聞いているよー!』というのを紹介してくれると、とても盛り上がると思うのです。

 というわけで、まずは自分から。



 色温度の高いクールな音楽が、初音ミクの歌声とぴったりマッチします。オリジナル曲以外にも、カバー曲も作ってらっしゃるので、そちらもおすすめ。



 初音ミクとEDMといえば、Osanziさん。ボカロクラブイベントなどでも第一線で活躍中です。『星空エモーション』はかなりポップですが、本来はもっとゴリゴリしたDubstepが得意な方です。



 初音ミクを細切れの音として使う手法は、ボカロ黎明期からありましたが、それを時代に合わせて調理するとこうなるという例です。Dubstepと、初音ミクの無機質な音としての魅力がたまりません。



 最近増えつつある、Futur Bass。FutureBassの可愛いさと、エレクトロ・ハウスのメロディラインと、初音ミクの悲しげな声とが重なって、入り組んだ感情が伝わってきます。これぞボカロ楽曲という感じ。



 ジャンルはよくわからないのですが、GlitchHopっぽい雰囲気が、初音ミクの音とよく合います。歌詞に注視すると、きちんとした初音ミクキャラクターソングなところもステキです。ちなみに歌詞はcoralminesさん。ボカロDJリミックスなどで有名。




 自分はこの音楽を、客観的に文章化することはできないのだけれど、なんだかすごく大好きです。サビのところで、初音ミクの歌声も雑踏の音の一部に消え入るところが、すごく素敵です。



 ミクノポップ。初音ミクが音を鳴らすのではダメで、『ミクさん』というキャラクターが歌うことによって、栄える曲です。



 ミクノポップとMMD文化が輸出され、再解釈され輸入された作品。安心して聴けるメロディラインだけれど、新鮮さを感じます。レベルの高いMMDにも注目。



 今回紹介する中では、唯一の初音ミク以外の楽曲。v flowerってこういう音だせるんだーと関心ました。ボカロでないと表現できない歌声。



 初音ミクさんキャラクターソングで、ミクノポップという原点っぽくもあり、FutureBassっぽいところもあって、間口がとても広い楽曲。昔は初音ミク楽曲を聴いていた古参に『最近の初音ミクキャラクターソングはこういうのですよ』と紹介するのにぴったりだと思うのです。



 8年の年月を経てボカロ楽曲がリミックスされると、こうなるという例。最近のリミックス楽曲の中では一番好きです。熱量が少し抜けて、冷めた感じのする曲調が、いまっぽいよね(?)。



 番外編というか、個人的にすごいハマってしまった楽曲。初音ミクって、肩肘張らないで、こういうちょっとふざけた感じが、いちばん初音ミクっぽい感じがします。

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