たくさんの点は線になって 遠く彼方へと響く
君に伝えたい言葉 君に届けたい音が
いくつもの線は円になって 全て繋げていく
『Tell Your World』より引用
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オレは、何かに熱中している人と接するのが大好きだ。別に熱中している内容が、崇高なものでなくても構わない。音楽だろうが映画だろうが文学だろうがアニメだろうがクルマだろうがフィギュアだろうが鉄道だろうがネットだろうが声優だろうがゲームだろうが、とにかく何でもいい。そういう人の話を聞くのが、非常に好きだ。
そういう人と接すると、非常にぶっとい芯が、立っているのがわかる。揺るぎない物を持っている。非常に生き生きとしている。接していると、自分には持ち合わせていないパワーを貰える。
だが、得てしてそういう人は、特定のクラスター内で完結するコミュニティを持っており、他分野の人と接する機会というのはあまりなかった。だが、ある出来事をきっかけに、それを打ち砕く存在が現れた。
ボーカロイド文化に傾倒している人ほど、このCMのインパクトは強く感じたのではないだろうか。初音ミクが好きな人は、多かれ少なかれ、自分の知らなかった他分野に接しているはずだ。そして、俺の知らないところで、こんな面白い人達が、こんな凄いことをしていたんだ! と驚いたはずだ。俺自身、ミクさんに出会って、いろいろな人に出会ったし、いろいろな風景を見ることが出来たし、知らないことを沢山知り得た。現実世界が、確実に広がった。
で、ここで重要なのは『Everyone, Creator』ってこと。ボカロPが楽曲を創るだけでは、当然盛り上がらない。その歌を聞いて、ニコ動でも2chでもSNSでも、フィードバックが帰ってきて初めて歌が成り立つ。
作り手もCreator、聞き手もCreator。初音ミクというタグを付けて何らかのアクションを起こした人は、みんなCreator。そしてある時、ふとそのハッシュタグを読み返してみると、いろいろな変人が、実にヘンテコリンな面白いことをやっていることに気がつく。
初音ミクは、バーチャルシンガーらしい。でも、てんでバラバラのクラスターの共通タグとしての役割『いくつもの線は円になって 全て繋げていく』は、どこから生まれたのだろう。
これこそが、初音ミクがオワコン化しない、最大の理由だと思う。
寝る前に夢想する思考としては、なかなか面白い物だと思う。誰か答えをちょーだい。
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